2013年9月19日木曜日

Knot Board

「Knot Board」 と言うものをご存知でしょうか。
直訳すれば、結び目見本板、ってとこでしょうか。
マリンをモチーフにした店とかのオブジェとして見たことがあるかもしれません。

こんなやつ


こんなオブジェが欲しいなぁ、と前々から思っていました。

でも買ったら結構するんですよね、こういうのは。
そこで、なんか楽しそうですし、今回はKnot Boardを作ってみましょう。


どうせ作るならオリジナリティが欲しいので、
水上スキーに特化したやつを考えてみました。

よくあるパターンとしては、上の写真のように、
ヨットや帆船の舵輪、浮環、櫂、滑車などの備品のミニチュアを一緒に載せるやつです。

これらに準ずる水上スキーのモチーフっていったら、

・アンカー


・プロペラ

・コース、ブイ

・ジャンプ台

・板


・ハンドル

・ガス缶

・ジャンプスイッチ

といったかんじでしょうか。

この中でも見栄えのするやつをチョイスして、
それぞれちょこちょこ作って、
B4サイズくらいのアートボックスフレーム(?)というヤツに配置していきます。



プラ版製のダンホ

ビー玉を複製してブイを量産
真鍮パイプと1mmの真鍮板でペラ
木製のわっか 何になるでしょうか?
マスキングテープを塗装して赤い帯を作ってます。

木材を煮て曲げてみると
レトロ風ジャンプ板(ブランク)
色の違う木材を張り合わせると
レトロなトリ板?
ジャンプ台の基部
ランプにはFRP貼りあわせっぽいパターンをつけました



こんなパーツたちをちまちま作ってはっつけた結果、こんな感じで仕上がりました。


まぁまぁ満足です。

水上スキーヤーにお馴染みグッズてんこ盛りですが、
Knot Boardなのにも関わらず、あんまり結び目が置けなかったのが残念です。
さっそく新居に飾りました。


ところで、水上スキーヤー的には、
ここにある結び方くらい目ぇつぶってても出来なきゃ話になりませんが、
皆さん大丈夫ですか??

2012年8月14日火曜日

トリックハンドル作成手順

水上スキーの競技の1つ、トリック競技に用いる専用ハンドルを、
携帯のストラップにしてみましょう。
こんなやつ
まず、材料です。(1つ分)
  • 外径3mmのアルミパイプ : 30mm <東急ハンズ、ホームセンター等>
  • 熱収縮チューブ(3mm用) : 30mm <ダイソー> 
  • 熱収縮チューブ(4mm用) : 24mm <ダイソー>  
  • チュッパチャップスの棒 : 24mm×2本 <コンビニ等>
  • 携帯ストラップ(?)用コード(φ1mm未満、2色) : 各900mm <東急ハンズ、ユザヤワなど>
  • 「自遊自在」という針金素材用のエンドキャップ(3mm用) : 3個 <東急ハンズ、など>
  • 目が粗くて裏地のある布(百均のポーチなどが狙い目) : 少々 <ダイソー?>
  • 1mm厚のゴム板 : 少々 <東急ハンズ、など>
  • 内径1mmくらいのビニールチューブ(黒) : 12mm×2本 <東急ハンズ、など?>
  • 内径1mmくらいのビニールチューブ(透明) : 3mm×2本 <東急ハンズ、など?> 
そして工具など。
  • カッター、デザインナイフ
  • ドリル刃(1mmおよび2mm)
  • 定規
  • ライター or ドライヤー
  • 電気ドリル or リューター
  • 紙やすり(#180、#600)
  • 瞬間接着剤
こんなもんでいけると思いますが、工夫次第でもっと楽に作れるかもしれません。


■作り方
まずはグリップ部分です。
3mmアルミパイプを30mmにカットします。
カッターを当ててコロコロ何度か転がせば切れます。

そして、2mmの穴を2箇所空けます。
印をつけて、先に1mmドリルで下穴を開けてからだと失敗が少ないです。貫かないように。

アルミパイプに3mmの熱収縮チューブを被せます。

チューブを適当にカットし、熱するとチューブがアルミパイプに密着します。
針金などに通してくるくる回しながら、ライターで遠火であぶります。(ドライヤーの方が安全)

次に、エンドキャップを取り出し、2mmの穴を空けます。
こんな感じ。わかりやすいようにアルミパイプを通してます。2個作ります。

それを穴から1mm程度のところでカットします。
こんな感じ。
アルミパイプに被せたチューブを、穴ギリギリくらいのところでカットして取り除きます。
そして、黒いビニールコードを 12mmにカットし、一方を斜めに切り落とします。
グリップの材料がそろいました。



次にハーネス部です。
上の黒い四角は、1mmゴム板を、6mm×20mmにカットしたものです。適当に1mmの穴を空けます。

下の白い四角は、白い布地を、6mm×18mmにカットしたものです。やはり穴を空けるのですが、デザインナイフ等で四角くカットする感じです。
また、周辺やカット部に瞬間接着剤を染み込ませ、ほつれを防ぎます。


次にフロート部です。
チュッパチャップスの棒を 24mmの長さに2本カットします。

それの両端部のエッジを紙ヤスリで削り落とします。
さらに、4mmの熱収縮チューブを棒よりちょっと長めに2本カットします。
手でまげてクセをつけると、よりそれっぽくなります。

チューブを棒に被せ、熱します。密着したら、棒からはみ出た部分をカットします。
上は熱した直後、下は余分をカットした状態。

さらに、透明なチューブを3mm程度に2本切り出して用意しておきます。


 次はストラップ用コードを用意します。
好きな2色を選び、900mm程度にカットします。
カットしたエンドはほつれてくるので、ライターなどであぶった直後に指などで尖らせてやると作業がしやすいです。
このときやけどに注意。


だいたい材料がそろってきたので、いよいよ組み立てです。

組み立て方は、およそ以下の通りです。
赤い線と青い線は、それぞれ別のストラップ用コードです。

組み立て後の様子は以下のような感じになるはずです。


各パーツのつながり方


ここまでできたら、あとは単純作業の繰り返しです。
各部材がきっちり接するようにコードを引っ張って調整し、
下に伸びた4本のコードのうち200mmずつ確保した2色のコードを芯にして、他の2本を編みこんでいきます。

まずは平編みを23mm、つぎにねじり編みで23mm。
それぞれの編み方は以下を参照。
 編みあがったら、エンドを結ぶなりつぶし玉で留めるなりして、自遊自在のエンドキャップの先っぽに穴を開けたやつをはめて完成です。



完成のイメージ。エンドの処理の仕方は用途次第でいろいろ出来ますよ。



2012.08.15追記

編みが終わった後の処理について。
こんな感じになりましたか?

カシメ玉を通します。大きめのやつがいいでしょう。芯のコードのうち、1本をループにしておくと、取り付け部分になります。

カシメて余分なコードを切りました。右は、エンドキャップの先端に穴を開けたものです。
穴にループを通して、ぐりぐり押し込めば完成です。

全体図。


参考画像。

最終的にコードが結構余ってました。
900mmもいらないかも。800mmでも多分大丈夫。

2012年5月14日月曜日

マッコウクジラ骨格模型 その5

肋骨を調整しながら接続していきます。

第一肋骨と胸骨をつけてみました。いい感じ。
まだ折り返してもいない・・・こりゃ大変だ。


このへんはコツとかありません。
それっぽく、左右対称に、折らないように・・・
いろんな角度の写真を見ながら、一番近い形を模索していきます。

あんまりこだわると完成しないので、まぁまぁ、を目指します。


次は手です、ていうかヒレ?
ようやく終わりが見えてきました。
中段左が、肩甲骨と椀部。下段の全身図から大きさを割り出しました。

基本的に今までどおり、パテの塊を削りだしていきます。




適当にパテをこねて固めたやつを、丁寧に削って上腕から尺骨、ギョウ骨、手根骨を一体でつくりました。
うーん、ちょっとバランスが悪いようです・・・まぁあまり細かいことは気にしません。

ほぼ左右対称だろう、と思いこいつをおゆまるで複製。

指骨は、0.5mmの真鍮線をパテで被覆したものをリューターに取り付けて、
旋盤のように削りだし10本揃えました。

別で作っていた肩甲骨と合体させてみると、なんとなく腕っぽくなってきました。
写真ではピンボケですが、細かい指の造形が”らしさ”を演出してくれそうでワクワクしてきます。

最後に骨盤をちょこちょと、っと作って、各パーツが出揃いました。



いよいよ組み立て+塗装です。


組み立ては、なるべく真鍮線を通した上で、瞬間接着剤でガチガチに。


塗装は以前に購入したダイソーのアクリル絵具の、黒、白、黄土色のみです。
まず白と黄土色と黒少々で薄い黄色をつくり全体に塗布。

次に黒が多目の黄土色を多目の水で薄めて、ウォッシングの要領で細部に流します。
多く乗りすぎたところは、乾く前にティッシュで拭き取ります。
ちょっと中性洗剤を混ぜるべきだったかもしれません。乾いたらムラになってしまいました。

最後に白と黄土色で適当にドライブラシをかけて塗装は終わりです。


飾り台は、東急ハンズで買った、煤だらけの木片。
触ると真っ黒に煤が付くので、フラットクリアーで表面をコート。ちょっと失敗してかぶってしまいました。

アルミパイプで作った支柱に固定し、写真紙に看板を印刷し、ようやく完成です。
製作期間約1ヵ月半くらいでしょうか。自分的には満足の出来です。


では、完成写真をどうぞみてやってください。


シャチの骨格と一緒に