2012年8月14日火曜日

トリックハンドル作成手順

水上スキーの競技の1つ、トリック競技に用いる専用ハンドルを、
携帯のストラップにしてみましょう。
こんなやつ
まず、材料です。(1つ分)
  • 外径3mmのアルミパイプ : 30mm <東急ハンズ、ホームセンター等>
  • 熱収縮チューブ(3mm用) : 30mm <ダイソー> 
  • 熱収縮チューブ(4mm用) : 24mm <ダイソー>  
  • チュッパチャップスの棒 : 24mm×2本 <コンビニ等>
  • 携帯ストラップ(?)用コード(φ1mm未満、2色) : 各900mm <東急ハンズ、ユザヤワなど>
  • 「自遊自在」という針金素材用のエンドキャップ(3mm用) : 3個 <東急ハンズ、など>
  • 目が粗くて裏地のある布(百均のポーチなどが狙い目) : 少々 <ダイソー?>
  • 1mm厚のゴム板 : 少々 <東急ハンズ、など>
  • 内径1mmくらいのビニールチューブ(黒) : 12mm×2本 <東急ハンズ、など?>
  • 内径1mmくらいのビニールチューブ(透明) : 3mm×2本 <東急ハンズ、など?> 
そして工具など。
  • カッター、デザインナイフ
  • ドリル刃(1mmおよび2mm)
  • 定規
  • ライター or ドライヤー
  • 電気ドリル or リューター
  • 紙やすり(#180、#600)
  • 瞬間接着剤
こんなもんでいけると思いますが、工夫次第でもっと楽に作れるかもしれません。


■作り方
まずはグリップ部分です。
3mmアルミパイプを30mmにカットします。
カッターを当ててコロコロ何度か転がせば切れます。

そして、2mmの穴を2箇所空けます。
印をつけて、先に1mmドリルで下穴を開けてからだと失敗が少ないです。貫かないように。

アルミパイプに3mmの熱収縮チューブを被せます。

チューブを適当にカットし、熱するとチューブがアルミパイプに密着します。
針金などに通してくるくる回しながら、ライターで遠火であぶります。(ドライヤーの方が安全)

次に、エンドキャップを取り出し、2mmの穴を空けます。
こんな感じ。わかりやすいようにアルミパイプを通してます。2個作ります。

それを穴から1mm程度のところでカットします。
こんな感じ。
アルミパイプに被せたチューブを、穴ギリギリくらいのところでカットして取り除きます。
そして、黒いビニールコードを 12mmにカットし、一方を斜めに切り落とします。
グリップの材料がそろいました。



次にハーネス部です。
上の黒い四角は、1mmゴム板を、6mm×20mmにカットしたものです。適当に1mmの穴を空けます。

下の白い四角は、白い布地を、6mm×18mmにカットしたものです。やはり穴を空けるのですが、デザインナイフ等で四角くカットする感じです。
また、周辺やカット部に瞬間接着剤を染み込ませ、ほつれを防ぎます。


次にフロート部です。
チュッパチャップスの棒を 24mmの長さに2本カットします。

それの両端部のエッジを紙ヤスリで削り落とします。
さらに、4mmの熱収縮チューブを棒よりちょっと長めに2本カットします。
手でまげてクセをつけると、よりそれっぽくなります。

チューブを棒に被せ、熱します。密着したら、棒からはみ出た部分をカットします。
上は熱した直後、下は余分をカットした状態。

さらに、透明なチューブを3mm程度に2本切り出して用意しておきます。


 次はストラップ用コードを用意します。
好きな2色を選び、900mm程度にカットします。
カットしたエンドはほつれてくるので、ライターなどであぶった直後に指などで尖らせてやると作業がしやすいです。
このときやけどに注意。


だいたい材料がそろってきたので、いよいよ組み立てです。

組み立て方は、およそ以下の通りです。
赤い線と青い線は、それぞれ別のストラップ用コードです。

組み立て後の様子は以下のような感じになるはずです。


各パーツのつながり方


ここまでできたら、あとは単純作業の繰り返しです。
各部材がきっちり接するようにコードを引っ張って調整し、
下に伸びた4本のコードのうち200mmずつ確保した2色のコードを芯にして、他の2本を編みこんでいきます。

まずは平編みを23mm、つぎにねじり編みで23mm。
それぞれの編み方は以下を参照。
 編みあがったら、エンドを結ぶなりつぶし玉で留めるなりして、自遊自在のエンドキャップの先っぽに穴を開けたやつをはめて完成です。



完成のイメージ。エンドの処理の仕方は用途次第でいろいろ出来ますよ。



2012.08.15追記

編みが終わった後の処理について。
こんな感じになりましたか?

カシメ玉を通します。大きめのやつがいいでしょう。芯のコードのうち、1本をループにしておくと、取り付け部分になります。

カシメて余分なコードを切りました。右は、エンドキャップの先端に穴を開けたものです。
穴にループを通して、ぐりぐり押し込めば完成です。

全体図。


参考画像。

最終的にコードが結構余ってました。
900mmもいらないかも。800mmでも多分大丈夫。

2012年5月14日月曜日

マッコウクジラ骨格模型 その5

肋骨を調整しながら接続していきます。

第一肋骨と胸骨をつけてみました。いい感じ。
まだ折り返してもいない・・・こりゃ大変だ。


このへんはコツとかありません。
それっぽく、左右対称に、折らないように・・・
いろんな角度の写真を見ながら、一番近い形を模索していきます。

あんまりこだわると完成しないので、まぁまぁ、を目指します。


次は手です、ていうかヒレ?
ようやく終わりが見えてきました。
中段左が、肩甲骨と椀部。下段の全身図から大きさを割り出しました。

基本的に今までどおり、パテの塊を削りだしていきます。




適当にパテをこねて固めたやつを、丁寧に削って上腕から尺骨、ギョウ骨、手根骨を一体でつくりました。
うーん、ちょっとバランスが悪いようです・・・まぁあまり細かいことは気にしません。

ほぼ左右対称だろう、と思いこいつをおゆまるで複製。

指骨は、0.5mmの真鍮線をパテで被覆したものをリューターに取り付けて、
旋盤のように削りだし10本揃えました。

別で作っていた肩甲骨と合体させてみると、なんとなく腕っぽくなってきました。
写真ではピンボケですが、細かい指の造形が”らしさ”を演出してくれそうでワクワクしてきます。

最後に骨盤をちょこちょと、っと作って、各パーツが出揃いました。



いよいよ組み立て+塗装です。


組み立ては、なるべく真鍮線を通した上で、瞬間接着剤でガチガチに。


塗装は以前に購入したダイソーのアクリル絵具の、黒、白、黄土色のみです。
まず白と黄土色と黒少々で薄い黄色をつくり全体に塗布。

次に黒が多目の黄土色を多目の水で薄めて、ウォッシングの要領で細部に流します。
多く乗りすぎたところは、乾く前にティッシュで拭き取ります。
ちょっと中性洗剤を混ぜるべきだったかもしれません。乾いたらムラになってしまいました。

最後に白と黄土色で適当にドライブラシをかけて塗装は終わりです。


飾り台は、東急ハンズで買った、煤だらけの木片。
触ると真っ黒に煤が付くので、フラットクリアーで表面をコート。ちょっと失敗してかぶってしまいました。

アルミパイプで作った支柱に固定し、写真紙に看板を印刷し、ようやく完成です。
製作期間約1ヵ月半くらいでしょうか。自分的には満足の出来です。


では、完成写真をどうぞみてやってください。


シャチの骨格と一緒に

マッコウクジラ骨格模型 その4

ちょっと空きましたが、続きです。

胸椎までできると、肋骨に手を出せるようになります。

これまた非常に悩ましい形です。

テキトーに棒を作ってっても、全然うまくいかない気しかしません。

なので、発泡材でゲージを作り、そこにパテを這わせる感じで作ることにしました。
発泡材に肋骨溝を掘り、 そこにパテをうめてく感じにしました。
あんましいい手ではないかもしれませんが・・・
とりあえず這わせた状態。いやな予感しかしない・・・
硬化後、発泡材からロッコツを取り外そうとしたとき、いやな手ごたえが。
「は、はずれない・・・」
無理に外そうとしたら、あっけなく折れました。そりゃそうなるわな。

でも大丈夫。あたまの片隅では想定済みです。

アセトンを浸した筆で発泡をなでてやれば、あら不思議。
発泡が溶けて収縮し、勝手に肋骨たちが外れていきます。

外れた肋骨たちと、溶けたゲージ。写真テキトーですんません・・・
外したての状態はガタガタですが、これを表面処理して滑らかにしていきます。


さて、ちょっと横道にそれますが、
今回の制作方法は基本的にパテを削って形を出していくので、やはり大量の削りカスが出ます。

最初はビニール袋の中で削って粉が舞わないようにしてたのですが、
直ぐに部屋中にうっすら粉が積もるようになり、同時に喉に違和感が・・・
急遽対策として、集塵機を手に入れることにしました。

とはいえ、費用をかけない、をモットーにしているので、
そうやすやすと買うわけにはいきません。

ネットで自作されている方を参考に、こんなやつを作ることにしました。
見事な設計図。
CPUクーラーとはこんなやつです。会社でもらいました。

以下、材料リストです。
  • タッパー:105円(百均で購入)
  • アルミダクト:数百円(忘れました。ホームセンターで購入)
  • ガムテープホルダー:105円(百均で購入、受け皿に)
  • 両面テープ:数百円(忘れました。ホームセンターで購入)
  • すきまテープ:105円(百均で購入)
 これらをぺたぺたと適当に組み合わせると、なんと立派な集塵機に!

 ・・・まぁ高性能とは言えませんが、だいぶ粉塵が減りました。

2012年5月9日水曜日

フィルターおそうじ

Tetra社の外部フィルターEX-POWER EX-75を使っています。

2011年6月に某サイトからネット通販で購入。



 写真のように、30cmと60cmの水槽を手曲げしたアクリルパイプで繋いで、
サイフォンの原理で循環させ、1つの外部フィルターでろ過してます。

だいたい計50~60リットルくらいです。

アクリルパイプに空気がたまったりすると循環が止まり、水があふれてえらいことになるんじゃないか、
という恐怖と戦いながらやってきましたが、今のところそんな事態には陥ってません。

冬場にヒーターが1つで済むし、小さな水槽でも水量が確保できて水質が安定しそう、
外掛けフィルターみたいにしょっちゅう掃除しなくてもよさそう、
ってのが利点でしょうか。あんましよくわかりませんが・・・


使い始めて約1年たちました。

その間、外部フィルターは開けたことありません。

暖かくなってきたので、そろそろ掃除しようと一念発起しました。


 海水水槽で使っていたので、内蔵されたフィルターやろ材は、
バクテリアのためにも海水で洗いたいところです。

そこで、フィルターごと海に持っていって、ジャブジャブ洗うことにしました。


はたして内部はどうなっているのか。

謎の生物がうじゃうじゃ居やしないだろうか・・・

猛烈な臭気を放ちはしないだろうか・・・

不安と期待で渦巻く中、フィルターの封印を解きました。


きたないっちゃきたないけど・・・


あれ、ヘドロっちいだけで、期待していたようなカオスな状況ではありません。
なーんだ。期待して損した。
イソギンチャクとかゴカイとかうじゃうじゃいるかと思ったのに。

フィルター部をバケツでじゃぶじゃぶ


ちょっと擦ってすすげば、きれいになりそう
ちょっと拍子抜けでした。

次のご開帳は来年か?

2012年4月29日日曜日

脱皮


やどかりを何匹か飼ってます。
そのなかでも一番大きな「ホンドオニヤドカリ」が脱皮しました。
サイズとしては、ちょっと大き目のサザエをヤドにしているようなやつです。

昨年秋に串本で採集してから、3度目の脱皮。
最初の脱皮では失敗してしまい、手足6本を全部失う事態に陥りましたが、
介護の甲斐あって、いまは手足も再生し、五体満足になってます。

ちなみに手前のティッシュ上のが脱皮ガラ、背後のサザエからちょびっと見えてるのがご本尊です。
ヤドカリの脱皮は、死骸みたいに見えるので、慣れてないとビビルと思います。

こないだ探偵ナイトスクープに出てましたね。
こいつを食べると、レモンが甘くなったり、わさびやトウガラシを食べれるようになったりと、
ミラクルフルーツ的な効果があるそうな。

まぁ、食べませんけど。

2012年4月25日水曜日

マッコウクジラ骨格模型 その3

今回はボディーです。
頭は大きく分けて2パーツ(歯は40本くらい・・・)ですみましたが、体はそうはいかなそうです。


舌骨、頚椎×2、胸椎×11、腰椎×8、尾椎×22、肋骨11対、
胸骨、骨盤、肩甲骨から上腕、前腕、指骨、Y字骨・・・
と気が遠くなるほどいっぱいあります。