頭は大きく分けて2パーツ(歯は40本くらい・・・)ですみましたが、体はそうはいかなそうです。
舌骨、頚椎×2、胸椎×11、腰椎×8、尾椎×22、肋骨11対、
胸骨、骨盤、肩甲骨から上腕、前腕、指骨、Y字骨・・・
と気が遠くなるほどいっぱいあります。
こつこつ作っていきましょう。まずは胸椎から。
いろんな角度からの写真と、自分で描いた図面を元にパテでおよその形を出し、削って整えます。
右下に注目 |
右下のやつが記念すべき第1胸椎です。
第2以降は、前節にパテを押し付けて固めて、連続性とフィット感を重視して整形していきます。
また、頚椎も同じように作っていきます。
通常の哺乳類は7対あるそうですが、マッコウは第2以降は融合しているらしく、2対のみです。
通常の哺乳類は7対あるそうですが、マッコウは第2以降は融合しているらしく、2対のみです。
第1頚椎 |
左のやつが第2頚椎 |
第1胸椎にフィットするように、頚椎を作ります |
だいぶ出来てきました。1.5mmのアルミ線を通してます。 |
頚椎チーム。目立たないので割とテキトーです。 |
基本的には馬パテで造形+切削の繰り返しなのですが、
似たような形状のパーツを作るときには複製したくなってきます。
脊椎は似たようなかたちのが多いので、基本となる形状を大きめに作って、
複製後にちょいちょいと切削すれば、作業効率もアップしそうです。
とはいえ、シリコンやレジンで複製するのはお金もかかるし、第一面倒です。
なにかいい方法が無いかと探して発見したのが、お手軽100均複製術。
「おゆまる」というプラスチック粘土と、エポキシ接着剤のコンボです。
どちらもダイソーで手に入ります。
(ダイソー版とはちと違います) |
手順に沿ってやり方をご説明します。
1.たい焼き式に両面型取りするなら、おゆまるを2等分しときます。
2.型を作るための「枠」を作っておきます。僕はレゴで適当にこさえました。
3.おゆまるを沸騰したお湯に投げ込むと、ものの数十秒でフニャフニャになります。
4、菜箸などで取り出して水気を取り、芯が残ってないか確認。 (水気が無ければ手で触れます。)
5.枠におゆまるを詰め込み、ざっと平らに均します。原型を押し付け、さらになるべく均します。
胸椎7番目を複製してみます。 |
6.枠のまま水に浸して十分冷やしてしっかり硬化させます。
7.同じように、もう半分をお湯で煮て上に被せます。
このとき、間にメンソレータムなどを塗って離型剤にするとベター |
8.さらに水で冷やし固まったら分割します。
どうせ整形するので、多少甘くても大丈夫 |
9.注型材にするダイソーのエポキシ接着剤。固まればこの際なんでもいいです。
透明なので、アクリル絵具を混ぜ込んでグレーにしました。 |
10.接着剤を適量練って、型にいきわたるように流し込み。粘度があるので細部は念入りに。
11.硬化後、整形して完成。
左が複製。白い部分は気泡ができたのでパテ埋め |
こんな調子で胸椎~腰椎をわらわら作っていきました。
腰椎のコピー達。これを整形していきます |
今回はここまでです。
0 件のコメント:
コメントを投稿